奇跡の脳ー右脳の可能性

HIDEMIサロンへようこそ。

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脳の断捨離と言われているアクセスバーズ。今日は脳のお話です。

アクセスバーズは、脳の32か所のポイントを優しいタッチで触っていくのですが、左右対称の同じ位置をタッチしていきます。右と左の同じ位置になりますので、場所的には16か所×左右となります。

施術しながら思ったのですが、右と左で同じ位置、というのは意味があると思うのですね。右がビリビリ反応してたり、左がビリビリ反応してたりするのですが、あくまでも、私の印象なのですが、右がビリビリする方が多いように思います。左から右へ、逆に右から左へ、というようなエネルギーの流れも感じます。

右脳と左脳について、分担している働きが違う、ということは皆様もご存じでしょう。

ジル・ボルト・ティラー博士というアメリカの脳科学者の女性がいます。彼女はアメリカの優れた脳科学者で、日夜、統合失調症の患者の脳の仕組みについて研究していました。それが、ある朝、起きてみると、左脳に脳出血を起こしていて、出血が左脳にどんどん広がることにより左脳の働きが破壊されてしまいました。その過程で、人間が左脳の働きを失うことでどのような変化をもたらすか、ということをまざまざと体験して、それを脳科学者らしい視点で自分の体験を客観的に捉えました。回復まで8年かかったそうです。

彼女がこの貴重な体験を洞察した「奇跡の脳ーMy Stroke of Insight」は全米でベストセラーになりました。

少し長くなりますが、この奇跡の脳のお話について書いてみようと思います。

右脳と左脳について、ティラー博士は、こう語っています。

「右脳にとっては“現在”がすべてです。 情報は エネルギーの形をとって、すべての感覚システムから同時に一気に流れ込み 、現在の瞬間がどのように見え、どのように臭い、どういう味がし、どんな感触がし、どう聞こえるかが巨大なコラージュになって現れます。

右脳の意識を通して見た私たちという存在は、1つの家族として互いにつながっているエネルギー的存在です。今 この場所、この瞬間、 私たちはこの地球上で共に世界をより良くしようとしている兄弟姉妹です。この瞬間に私たちは完璧であり 完全であり、美しいのです。

私たちの左脳はまったく異なった存在です。私たちの左脳は直線的・系統的に考えます。左脳にとっては 過去と未来がすべてです。左脳は現在の瞬間を表す巨大なコラージュから、詳細を拾い出し、その詳細の中から、さらに詳細についての詳細を拾い出すようにできています。そしてそれらを分類し、全ての情報を整理し、これまで覚えてきた過去の全てと結びつけて、将来の全ての可能性へと投影します。そして左脳は言語で考えます。継続的な脳のしゃべり声が 内面の世界と外の世界とを つないでいます。」

彼女の言葉から、

右脳・・・現在、統合、映像、直感、エネルギー、全体

左脳・・・過去と未来、分析、整理、過去との結合、投影、言語、直線的

のような左脳・右脳の違いが読み取れるかと思います。

そして、博士が、脳出血で左脳の働きがなくなってしまい・・・、右脳で感じた「世界」は、とても素晴らしい世界だったそうです。

「腕を見ると、もはや自分の体の境界が 分からなくなっていることに気付きました。自分がどこから始まり、どこで終わるのか、その境界が分かりませんでした。腕の原子分子が壁の原子分子と混じり合って 一緒になっているのです。」

左脳が動きをとめて、脳のおしゃべりをやめたら、静寂が訪れーーー自分と世界を隔てている皮膚と世界との「分離」から解き放されて、自分が大きく広がったように感じ、この大きく広がった自分を、あの身体にもう一度閉じ込めるのは難しいと感じたと書いています。世界と混然と一体となった世界、というものを感じ、彼女はその世界を「ラ・ラ・ランド(陶酔の世界)」と名付けています。

右脳の意識を通して見ると、私という存在は 自分を取り巻くすべてのエネルギーとつながった存在なのだそうです。

さて、私たちアクセスコンシャスネスでは、アクセスバーズやその他の様々なツールで、「私たちの思い込み、制限、分離、思考、過去の経験から得た知識、信念、自分はどうあるべきか、良い悪い、善悪、判断、ジャッジメント、批判」(まさに左脳的…!ですよね!)などから解き放されて、クリアリングして、自由な軽さを得ようとしています。

私たちは、この世界においてどのように生きたいのか、すべての瞬間で選ぶ力があります。

ラ・ラ・ランド(陶酔の世界)の世界が叶うように、瞬間・瞬間を選ぶには、ぜひとも右脳の力を借りたいところですよね!

アクセスバーズは、右脳と左脳と同じところをタッチすることで、右脳と左脳のバランスを整えていると言われています。

私たちが普段使っているのは、圧倒的に左脳です。それも左脳の側頭葉の記憶領域をよく使っているそうです。そこにアクセスして、様々なことを判断し、決断していることが多いんです。

おそらく、アクセスバーズをすることで、左脳優位の状態の脳が少し休まり、右脳の本来の力が少しづつ出てきているのではないかと思っています。

アクセスバーズをしてもらうと、自分の身体が緩やかにとろけていき、身体の重さがなくなり、ティラー博士の言う、世界と自分を隔てている分離の壁がなくなり、自分自身が大きく広がったように感じる時があります。なので、右脳のみが働く世界、というのがなんとなくわかります。

右脳万歳!ですね。

最後にティラー博士の結びの言葉を紹介します。アクセス・コンシャスネスが目指す世界と近いものがあると思うのですが、いかがでしょうか?

あなたは、今、多くの時間を費やしている「左脳の理知的な世界」とどちらに多くの時間を選択しますか?

「私たちが、より多くの時間を、右脳にある深い内的平安の回路で生きることを選択すれば、世界にはもっと平和が広がり、私たちの地球も、もっと平和な場所になると信じています。そしてこれは 広める価値のある考えだと思ったのです。」

「ジルティラー博士、奇跡の脳・脳卒中体験を語る」

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